十六銀行では、時代やニーズに合った女性の働き方を実現するため、2014年から女性6名による「輝けなでしこ☆プロジェクト」を編成。現場の声を吸い上げながら、女性目線の職場改善策や活躍の創出に力を注ぐ。2015年には同プロジェクトの提言により、東海三県の地方銀行では初となる事業所内保育施設の設置を決定。また学校行事や通院にも利用しやすいよう、半日年次休暇制度も導入予定だ。育休後に復職した日 真理子さんは「望んでいた制度が次々と導入され、子育てしやすい環境を実感。2人目の出産も考えやすい」と話す。
また同行では、管理職の前に「スペシャリスト」という専門職を設け、段階的な女性管理職育成を進めている。結果、女性管理職は年々増加傾向。2020年までには、役職である「代理以上」の女性2倍増や、各部署の「リーダー職以上」の女性割合20%を目標に掲げる。こうした取り組みが評価され、経済誌が格付けする、女性が昇進や子育てしやすい「キャリア万全型」企業にも選出。自身も高見支店長であり、「輝けなでしこ☆プロジェクト」リーダーの西村和子さんは、「私も育児をしながらキャリアを積んできたが、社内には働きたいという思いを受け止め、能力を認めてくれる土壌がある」とし、今後も女性行員の声から、活用しやすい制度整備をしていきたいとしている。
女性の新たな働き方や活躍の場を創出するため、2014年から「輝けなでしこ☆プロジェクト」をスタート。事業所内保育施設の設置などによる職場改善や、女性の活躍・育成を推進している。
従業員数/男性2175名 女性1175名 計3350名 ※平成27年3月31日現在