コープぎふは、年休を気軽に取得し、所定外労働時間をなくすことで、育児や家庭の時間を守りながら働ける雰囲気を築いてきた。特に所定外労働の短縮においては、職員が気づいた改善点を提案する「よくするカード」で寄せられた意見をもとに、2015年から曜日ごとの労働時間を分析し、水曜日を「ノー残業デー」と設定。結果、前年比0.41時間の減少を実現した。
また女性職員の出産についても、1990年と早い段階から、育児休業は3歳前まで、育児短時間勤務は小学4年生前まで延長し、制度を充実。2年間の育休を経て、短時間勤務で復職した河隅里紗さんも、「通いやすい場所に勤務地を変更してもらうなど、柔軟に対応してもらい、時間にも心にも余裕ができた」と、働きやすさを伝える。
また職員の希望を受けて、2014年からは女性職員交流会を毎年1回開催。育休中を含め正社員80%が参加し、キャリアアップを促進する研修や、女性が働きやすい職場環境の検討などに取り組む。子どもの小学校入学と同時に入協した箕浦あけみさんは、子どもの成長とともに子育てから手が離れてきたのを機に、パートから正職員に。「職場も家族も『挑戦してみたら』と背中を押してくれた。もっと働きたいという気持ちを受け止めてくれる場があり、感謝している」といきいきとした笑顔を見せた。
1990年から育児休業を3歳前まで、育児短時間勤務も小学4年前まで延長するなど、子育て支援制度を充実。年休取得促進や所定外労働時間の短縮にも取り組み、家庭での時間を大切にする。
従業員数/男性393名 女性857名 計1250名 ※平成27年4月現在