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2017/04/14  ©岐阜新聞社2017年 岐阜県子育て支援エクセレント企業

株式会社大垣村田製作所

( 大垣市|製造)

家庭を大切にする社風が根付く

 約100社のグループ会社内で2番目に従業員数が少ない大垣村田製作所は、全社がつながるイントラネット上で積極的に社内報を掲載し、その家庭的な雰囲気を発信、グループ内で存在感を示している。

 また全部門の各階層が集まる「いきいき委員会」を設置し、従業員の満足度向上やWLBに取り組む。その結果、所定外労働時間は2011年の23・3時間から、2015年には月6.9時間と大幅に改善。有給休暇でも、地域貢献活動や家族の看病、育児などを目的に取得できる「多目的特別有給休暇制度」が設けられ、休暇が取得しやすい環境が整う。

 特に育児休業は、女性の取得率100%。男性も過去3年で6名の取得実績がある。「育児休業後に復帰する人が周りにおり、辞めるという選択肢はなかった」という事務課の伊東良恵さんは、復職後9時〜15時半の短時間勤務で働く。

 介護休業も、上限279日を3回まで分割取得が可能と手厚い。事務課の針山啓司さんは「まだ利用者はいないが、介護は今後増えてくる課題。長年勤めた人がキャリアを諦めることがないよう、一緒に乗り越えたい」と話す。

さらに2014年からは、初めて総合職女性を採用し、女性の活躍や職場復帰にも力を注ぐ。育児休業から復職した社員にも、総合職転換試験へのチャレンジを促し、女性管理職の配置にも積極的に取り組む姿勢だ。

「いきいき委員会」は社内新聞を発行するほか、従業員の満足度向上に向けて様々なイベントを企画している。

育児休業を取得した製造一課シニアマネージャーの原田英幸さんは「前例もあり、社内は取得が当たり前という風土がある」と話し、部下にも取得を促す。

各階層・各部門から成る「いきいき委員会」を設置して、WLBに向けた組織風土改革に取り組む。育児や介護休業など多くの制度が法を上回って施行され、休暇を取得しやすい雰囲気にある。

従業員数/男性112名 女性19名 計131名 ※平成293月現在

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