新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす時間が増えている昨今。思うように外出できないストレスや先行きへの不安などから、配偶者や交際相手に暴力をふるわれるドメスティックバイオレンス(DV)が増えているのではとの声が、女性の支援に携わる関係者らから上がっている。実際、すでにDVの増加が表面化している国もあり、国連機関「UNウィメン」が警鐘を鳴らす事態にまで発展している。
また、学校の臨時休校により、親子ともにストレスを感じやすくなっている上、リフレッシュのために外出することも難しいため、児童虐待の増加も懸念されている。
県内には、DVや性暴力、児童虐待に悩む人向けにいくつかの相談窓口が設けられている。被害を受けている場合は、自分だけで抱え込まずに外部機関への早急な相談が不可欠。今回のはぐくみのわでは、県内の相談窓口や支援団体の取り組みについて紹介する。