8科を有する岩砂病院・岩砂マタニティと13の介護・福祉施設を運営。事業所内保育所を設置し、土曜祝日や長期休暇中は小学4年生まで利用可能なため、約60人が登録。職員の各種資格取得にも積極的に助成している。
従業員数/男性117名 女性406名 計523名 ※平成29年10月現在
事業所内保育所は1989年に開設。当初は看護部の管轄だったが、8年前に法人本部の管轄に移したことで全職種の職員が利用しやすくなった。保育所があることで子どもの預け先に困ることなく育児休暇から仕事復帰できることもあり、その復職率は100%を誇る。また、保育所利用者の2割は男性職員である。
事前に申請をすれば泊まり保育にも対応するなど、夜勤や早番、遅番などあらゆる時間帯で働く保護者を力強く支えている。2歳の息子が保育所を利用している理学療法士の淺川義堂さんは「妻も同じ職場で働いている。育児と仕事の両立ができるか不安があったが、保育所のおかげで安心して働ける。送迎の時間的なロスもなく助かっている」と話す。
産科のある病院だけあり、職員の妊娠、出産のサポートにも力を入れる。産科で健診を受ける場合は健診代金の半額を補助。出産する場合、国の出産手当金を超える部分について5万円まで補助、3万円の祝い金もある。
また全職員に対し、法人内で保険診療する際の費用を最大5割補助。勤務時間中に利用できるよう配慮しているため、早期発見、早期治療が可能である。
岩砂智丈理事長は「医療・介護現場は人がいないと何もできない。制度を整えていきいきと働いてもらうことで、より良い医療・介護サービスを皆さまに提供できる。これからも働きやすい職場づくりを進めていきたい」としている。
事業所内保育所では夜勤や早番、遅番などあらゆるシフトに対応。
働く保護者を力強くサポートしている。
2歳の息子を事業所内保育所に預けている理学療法士の
淺川義堂さん。「送迎のロスもなく助かっている」と話す。