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2021/07/08  ©岐阜新聞社

【Join】春号特集 子どもの成長の鍵はリビング!

工夫一つで子どもを伸ばす空間に!

 友達と夢中になって遊んだり、アウトドアを楽しんだり、何か習い事を頑張ったりすることで、思考力や好奇心、集中力、コミュニケーション能力などが身に付いていくということは広く知られていることでしょう。しかし、このコロナ禍においてそれらは簡単なことではなくなってしまいました。

 しかし嘆いているだけでは何も始まりません。一番多くの時間を過ごしているであろうリビングに少し工夫を加えることで、子どもにちょっとした良い変化が起こるかもしれません。そんな子どもを「伸ばす」リビングづくりに向け、できることを探ってみましょう。

 

1 きれいにしすぎなくてもOK!

 足の踏み場がなく、どこに何が置かれているのかさえわからないような状態は良くありませんが、きれいさを求めるがあまりにすべてのものを収納にきっちりと入れた一見何もない状態も考えものです。無機質ですっきりとしたリビングが、子どもにとっても居心地が良く、知識欲を刺激される空間であるかどうかとは別問題だからです。目指すは子ども自身が今、必要だと思った情報が目に入る、またはすぐ手の届くところに収納してある空間です。

 

2 子ども専用スペースを作ろう

 リビングの一角に子どもが集中できる作業用スペースを作ってあげましょう。「ブロックや工作はここでやろうね」というルールを作れば、リビング全体が散らかることもありません。逆に、子どものスペースは散らかっていたり、やりかけであったりしても、多少は目をつぶりましょう。

 ダイニングテーブルとは別に、作業用の机を設置するのもおすすめ。しっかりとした机を設置すれば、子どもが大きくなってもリビング学習用の机として使えます。

 

3 本は表紙が見えるように置こう

 本棚一つでも、工夫することで本が好きな子どもになるかもしれません。すでに本が好きな子どもであれば、背表紙だけが見える状態で本棚にぎっしりと並んでいても、読みたい本を見つけられるかもしれませんが、その段階でないのであれば、表紙が見えるように置くことをおすすめします。なければぜひ、段ボールで作ってみては。

 

4 ホワイトボードを取り付けよう

 ホワイトボードは、子どもがお絵描きをするだけでなく、メッセージを書き込んでコミュニケーションを取ることにも使えます。独立式よりも、壁に取り付けられるタイプの方がスペースを取らないためおすすめです。受験期になれば、英単語や歴史用語を覚えるために使うこともできますので、早めに買って損はありません。

 

5 知育ポスターをはろう

 目に入りやすい場所に子どもの関心のある物事について書かれたポスターや地図などをはりましょう。気づいたら30分以上眺めているときもあるかもしれません。そんなときは時間が許すのであればそっと見守ってあげましょう。ポスターをじっと見ているその時間こそ、集中力や好奇心、想像力がぐんぐん伸びる時間です。

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