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2018/07/20  ©岐阜新聞社

行ってみたい!子どもと海外 準備編

子どもと一緒に海外のリゾート地で遊びたい、グルメや買い物三昧したい、世界遺産が見たい…という方もいれば、「新婚旅行以来海外に行っていない。どこか行きたい!」という方もいるでしょう。子どもと一緒に海外旅行に行くのは、国内を車で旅行することと比べれば確かに大変。でもやってやれないことはない!?まずはどんな準備が必要かを知り、いつか行ける日に向けて備えてみましょう。

STEP1 まずは旅行先を決めよう

直行便で行けるところが気楽

 行きたいところがはっきりしているわけでない方は、いつ、何日位の期間で行くかをまず決めましょう。予算は行き先や旅行の時期、選ぶホテルにより大きく変わります。

 乗り継ぎ時に焦ったり、逆に退屈することのないよう、直行便で行けるところが気楽。愛知県の中部国際空港からは、ハワイ、グアム、香港、台湾、バンコク、シンガポールなどへ直行便が出ています。パリやロサンゼルス、ケアンズなどは大阪府の関西国際空港まで足を延ばせば直行便があります。子どもが「車に乗ると寝てくれる」タイプならどこかの空港で乗り継ぐよりも関西国際空港まで行った方が楽という場合もありますよ。

STEP2 ツアーか個人手配か決めて予約

2歳未満は航空運賃がお値打ち

 行き先が決まったら、旅行会社のツアーにするか、飛行機とホテルを自分で選んで申し込むかを決めましょう。ツアーの場合、トラブルにあった時に力になってくれる会社もあるので心強いでしょう。自分で申し込む利点はホテルや飛行機などをより多くの選択肢から選べる点です。インターネットで意外と簡単に申し込めます。

 ちなみに海外に飛行機で行く場合の航空運賃ですが、2歳未満は「幼児運賃」と言い、座席の利用はありませんが大人運賃の%の料金で乗れます。幼児運賃でももちろん予約は必要です。2歳以上歳未満は「小児運賃」と言い、座席はありますが大人運賃の75%が必要です。航空会社によって子どもの扱いが異なる場合があります。ツアーでは、幼児運賃や小児運賃の割引を設けていない場合も。しっかり確認を。

 STEP3 パスポートを取ろう

パスポートは赤ちゃんでも必要

 パスポートは0歳でも必要です。住民登録のある市町村旅券窓口か岐阜県旅券センターへ申請に行きましょう。受け取りまで2週間ほどかかるのでギリギリ狙いは。申請には書類のほか顔写真も必要で、無背景のもの、帽子やヘアバンドをしていないなど細かな規定があります。白色のシーツの前などに子どもを座らせて撮るといいでしょう。サイズにも規定があるので、適切に加工してくれるアプリやインターネットのサイトを活用すると便利です。心配なら写真館に撮りに行ってくださいね。 

STEP4 荷造りをしよう

持っていきやすいよう工夫を

 必要なものは国内旅行と基本的には変わりませんが、あらかじめ機内持ち込み手荷物と預け手荷物に分けると◎。預け手荷物=スーツケースというイメージをお持ちの方も多いでしょう。ただ、ベビーカーとスーツケースの両方を引くのはなかなか大変。家族で1つのスーツケースにして、パパとママで荷物担当と子ども担当と分けるといいでしょう。また、バックパッカーが背負うようなリュックや大きなショルダーバッグも有効。両手が空きますしベビーカーにかけることもできておすすめです。

乳幼児用の飲み物なら機内持ち込みOK

 機内持ち込みの場合、国際線は100を超える容器に入った液体物は禁止されていますが、乳幼児用のミルクや麦茶は100を超えていても持ち込めます。ただ、海外の空港は条件が異なる場合がありますので指示に従ってください。

機内持ち込み可能サイズのベビーカーが便利

 ベビーカーは基本的に預ける必要があります。日本の空港ではチェックイン時に預けた後、ベビーカーを借りることができますが、到着後もすぐに借りられるとは限りません。機内持ち込み手荷物サイズに折りたためるベビーカーも発売されています。到着後、ベビーカーを受け取れる預け手荷物のターンテーブルまで結構な距離を歩くことになるので、不安な方は購入するといいでしょう。

オムツは圧縮袋に入れかさばり防止

 行き先によっては日本と気温が違うので、現地の気候に合った服を持っていきましょう。服は乾かしやすい素材を選び現地で洗濯をするのも○。オムツは圧縮袋に入れてかさを抑えるといいでしょう。リゾート地に行く場合でなくても、海外のホテルにはプールがある場合も多いので、水着を持っていくこともおすすめします。

 

食事の持ち込みにはルールも

 現地の料理が口に合わない場合もあるので、最低限持っていくといいでしょう。レトルトのご飯は、小さめのものを選べばホテルで湯沸かし器に入れて温めることができます。旅行用電気鍋を持っていき、少し自炊するのも手。ただ何でも持って行けるわけではありません。果物や野菜は持ち込みできない国もありますし、ハワイを含むアメリカは肉、肉のエキスを含んだものは持ち込めません。ベビーフードも要注意。

宿泊先で子どもの食事を作るのも手!

 

出発当日元気いっぱい海外へ

赤ちゃん連れならバジネット確保を

 時間に余裕を持って空港へ。ギリギリの時間に行くと隣の席が取れない場合もあります。 赤ちゃん連れならチェックイン時に「バジネットが使える席はありますか」と聞いてみては。航空会社によって条件は異なりますが、身長70㎝、体重10㎏ほどまでの赤ちゃんは、壁に取り付けるベッドのようなものが使える場合があり、ずっと抱っこしていなくても済むので楽ちんです。追加料金はかかりません。

 手続きが済んだら保安検査と出国審査へ。中部国際空港には出国審査後に遊具があります。たっぷり遊ばせれば搭乗後すぐに寝てくれるかも?

 
赤ちゃんが使えるバッジネット。ママの席はバッジネットの前!
 

機内では機嫌取りに必死?

 搭乗、離陸後は、機内で遊ぶ塗り絵やパズルをくれる航空会社もありますし、モニターで子ども向けの番組を楽しむこともできます。それでも飽きてきたら、他の乗客に迷惑がかからないよう機内を歩くなどして気分転換してくださいね。LCCでなければ飲み物がもらえるので、ジュースで機嫌を取るのも仕方ないこと。機内のトイレにはオムツ替えシートもあるので適宜利用を。

 

飛行機を降りたらそこは憧れの地。

楽しい思い出をいっぱい作ってくださいね。

 

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