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2020/12/26  ©岐阜新聞社

はぐくみのわプロジェクト ぎふ女のすぐれもの

gifjo GIFU WOMEN’S CREATION OF THE YEAR 2020

 
女性の独創性、岐阜らしさ、持続可能性などに重きを置いて審査した結果、本年度の「ぎふ女のすぐれもの」として認定を受けた4の商品・取組。女性の創造力により生み出された新しい価値の数々を紹介する。

◆「カエ~ルピカピカ」せっけん 養老町女性会議
 家庭排水や水質汚染についての学びを深める中で「岐阜の清流を守りたい」との思いから、家庭から出た廃油を使って固形せっけんを作る取り組みに着手。添加物不使用で肌の弱い人にも安心な商品にするのには6年を要した。
 廃油は会員、他団体からの協力を得て回収。攪拌(かくはん)機でせっけん作りに励む皆川雅子さんと大橋美智代さんは「せっけんを通して地域の女性の活躍の輪が広がっていくのが楽しみ」とほほ笑む。
(500円・税込)
養老町女性会議 養老郡養老町桜井51-3 電話0584(32)1873

◆柿みつ 三藤・池田町
 規格外の富有柿が廃棄されていることを知った関口結香さんは「何か加工品ができないか」と試行錯誤をする中、柿みつの製造にたどり着いた。
 水や砂糖、添加物を一切加えず、岐阜県産の富有柿のみを使用。加工はすべて手作業で担う。はちみつよりさらっとしていて、後味がすっきりとしたフレッシュな蜜に仕上げた。「本当に100%富有柿。180mlに約15個の柿が入っている」と胸を張る。
(180ml2000円、100ml1200円・税別)

合同会社三藤 揖斐郡池田町下東野553-12 https://www.mifujillc.com/

 
◆飛騨市薬草ビレッジ構想推進プロジェクトへの取組 飛騨市地域おこし協力隊 岡本文さん
 森林が面積の9割以上を占める飛騨市。数多くの薬草が自生しているという強みを生かし、市職員や地元企業・団体などが協働でプロジェクトを立ち上げ、イベントの企画や都市圏に向けての魅力発信に勤しむ。
 キーパーソンの岡本文さんは、薬草について勉強するため、千葉県浦安市から飛騨市へ移住。「コロナ禍でますます心身のケアに興味を持つ人が増えた今、若い人の力を巻き込みながら、薬草に触れる機会を増やしていきたい」と前を見据える。
【プロジェクトの問い合わせ】
飛騨市役所企画部地域振興課 飛騨市古川町本町2-22 http://www.city-hida.jp/yakusou/

◆市民講師を招いた体験型のアフタースクール ヒトノネ・岐阜市
 放課後の預け先が見つからず、保護者が離職を余儀なくされる「小1の壁」を目の当たりにした母親たちが、「ないならば理想の場を作ろう」と、2018年に立ち上げたのが民間学童「ヒトノネ放課後クラブ」。
 魚屋、建築士など、地元のプロによるアクティブ・ラーニング型の講座を提供。代表の篠田花子さんは「街の人を巻き込むことで、子どもたちに社会とのつながりを感じてほしい」と話している。
(通常は月額9000円~、長期休みは1日3500円~・税別)
ヒトノネ 岐阜市美島町3-25美島会館 https://www.hitonone.com/
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