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2021/10/20  ©岐阜新聞社

【はぐくみのわPROJECT】妻→夫の暴力もDV 配偶者暴力相談支援センター

【はぐくみのわPROJECT】

妻→夫の暴力もDV 配偶者暴力相談支援センター

 

◆男性からの相談も可能
 ドメスティック・バイオレンス(DV)と聞くと、夫から妻への殴る、蹴るなどの暴力行為がイメージされがちだが、妻から夫、または同性パートナー間で振るわれている暴力もDVに数えられる。暴行以外にも、暴言を吐く、長時間無視する、家計を全て管理して必要な費用を渡さない、メールやLINEを細かくチェックする、交友関係を著しく制約する、セックスを強要するなどの行為も対象。実際、内閣府が昨年に実施した「男女間における暴力に関する調査」では、男性の18・4%が配偶者から暴力を受けたことがあると回答している。配偶者からの暴力被害を受けたことのある家庭の約3割は子どもへの被害もみられるといい、直接の危害を加えることや目の前でDVを繰り広げることは、子どもの成長・発達に大きな影響を与えてしまうため絶対に避けなければならない。
 県の配偶者暴力相談支援センターでは、DV被害に悩む男性の気持ちを受け止め、問題解決につなげるため、女性と同様に広く相談を受け付けている。実際、男性から「けんかで暴行を受けるたびに妻から離婚すると言われるが、子どものために我慢している」「外出するとすぐに戻るよう連絡が入る。電話していても電話の相手が誰なのかを聞かれる」「お金を妻に管理されていて、自分では引き出せない」などの相談が寄せられている。
 男性のDV被害は、女性よりも潜在化しがちだと言われている。同センターの担当者は「男性は被害に遭っていても『この位は我慢しなければ』『相談するのが恥ずかしい』などの気持ちから、表に出しにくいのが現状。精神的なものも含め、DVかもしれないと思ったら、一人で悩まずに相談を」と呼び掛けている。

《配偶者暴力相談支援センター》
 ・女性相談センター  電話058-213-2131
 ・岐阜地域福祉事務所 電話058-272-1929
 ・西濃県事務所福祉課 電話0584-73-1111
 ・揖斐県事務所福祉課 電話0585-23-1111
 ・中濃県事務所福祉課 電話0575-33-4011
 ・可茂県事務所福祉課 電話0574-25-3111
 ・東濃県事務所福祉課 電話0572-23-1111
 ・恵那県事務所福祉課 電話0573-26-1111
 ・飛騨県事務所福祉課 電話0577-36-2531
電話・面接相談対応時間 平日午前9時~午後5時(年末年始を除く)
※男性から女性相談センターへの相談は、電話相談のみ。

 

◆チェックリストで相手との関係確認 
 DV被害に遭っていても、それを愛情表現だと感じ、被害を受けていることに気付けないケースは珍しくない。逆に、無意識にDVの加害者となっていることもある。
 DV被害女性の支援を行う民間団体「あゆみだした女性と子どもの会」が作成したチェックリスト※を通し、パートナーとの関係が健全かどうかをいま一度考えてみてください。※2021年10月17日岐阜新聞掲載
 DV・デートDVは配偶者・恋人などの個人的で親密な関係に起きる暴力のことを言います。その暴力は殴る蹴ると言った身体的なものだけではありません。心理的(言葉)、性的、経済的な暴力も含まれます。相手を自分の思い通りにするために、暴力と言う手段を使って支配するのがDVです。「頬を叩かれただけ」「私が悪いからしょうがない」「口うるさいだけ」などと思わないでください。
ひとつでも該当する項目があったらDV・デートDVではないか考えてみましょう。
あなたは自分らしく幸せに生きる権利を持っています。けして一人で悩まないで下さい。
NPO法人あゆみだした女性と子どもの会

 

◆深夜0時まで電話OK 県女性相談センター DV被害相談対応時間を拡大
 県女性相談センターでは、新型コロナウイルス感染症の流行長期化によるDV被害の潜在化を防止するため、本年度からDV被害に関する電話相談の対応時間を拡大し、毎日深夜0時までとした。
 同センターでは、昨年度1260件のDV被害相談を受けている。相談内容に応じて、助言、情報提供を行い、必要な場合は他機関につなぐほか、保護が必要だと認められた場合は一時保護を行い、新たな一歩を踏み出すための支援を行っている。
 同センターによると、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の期間中は相談件数が通常の時期と比べて少ない傾向にあるため、センター担当者は「在宅勤務などの影響でお互いが家にいる時間が増えたため、DVで悩んでいるにも関わらず、電話で相談することすら難しくなっているのでは」と危機感を募らせている。相談者からは「電話で話を聞いてもらえただけで心がすっきりした」と言われることも多いといい「口に出すことで気が紛れたり、前向きになれたりすることもある」との声も聞かれる。なお、県女性相談センターは、夫婦間や男女間のトラブル、生活上の問題などの女性が抱える悩みに寄り添い、解決法を一緒に探る役割も担っている。同センター担当者は、「困っているのであればためらわずに電話をしてほしい」と呼び掛けている。

《県女性相談センター》
電話058-213-2131
相談時間毎日午前9時~深夜0時

 

◆LINEでの相談開始 性暴力被害者支援センター 男性からの相談も可能
 性別や年齢を問わず、性暴力被害者の相談に24時間体制で対応している「ぎふ性暴力被害者支援センター」。産婦人科医会や弁護士会、臨床心理士会、警察など関係機関と連携し、ワンストップで総合的な支援を提供する拠点となっている。センターでは、若者が、周囲に打ち明けにくい気持ちを身近な手段で訴えられるよう、今年7月からはコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」での相談も開始した。
 ライン登録のQRを読み込むと表示される「相談する」の画面をタップすると、性別やおよその年齢等の質問が出てくるが、「言いたくない」を選択することは可能。センター側に知らされる内容は、ライン上の登録名とアイコン画像のみであるため、匿名で相談をすることもできる。専用の相談システムを用いているため、相談内容が外部にもれることもない。
 ラインのQRをはじめ、センターの連絡先等は、幅広い世代への啓発を推進するために県内のコンビニエンスストアのトイレにステッカーを貼って周知。誰でも利用できるコンビニの個室トイレ内に貼ることで、周りの目を気にすることなく、ゆっくり見たりスマートフォンで写真を撮ったりすることもできる。

 

◆相談員・堀内さんに伺いました
 ぎふ性暴力被害者支援センターの相談員堀内美加代さんに、センターについてやライン相談の状況について伺った。

 -センターにはどんな相談が寄せられていますか。
 被害に遭った直後で、犯罪として立件できそうな事案もありますが、多いのが「はっきりと断らなかった自分も悪いのだけれど」「性暴力にならない程度の話かもしれませんが」などと言って相談される方です。子どもの頃の被害を打ち明ける方も珍しくありません。
 確かに、ずいぶん前の話や漠然とした被害ですと、犯罪としての立件は難しいです。しかし、立件できなくても性暴力は性暴力で、つらい思いが続いているならそれは「終わった話」ではありません。私たちは「合意のない状態での性行為は性暴力で相手が100%悪い」という前提で話を伺っています。
 -ライン相談の状況は。
 ラインは、10~30代の方からの相談が多い印象です。「怖い」「つらい」など、一言で自分の気持ちを送ってくださる方もいますが、もちろん大丈夫です。こちらとしては、まずは声を上げてほしいという気持ちでいます。
 -ライン相談を考えている方に向けては。
 中高生の場合、学校に相談することで問題児のような扱いをされるのでは、進路に影響が出るのではと心配になったり、親には知られたくないという気持ちが強かったりと、身近な大人に言えなくて悩んでいる方が多いです。「ラインの向こうに、信頼できる、話を聞いてくれる大人がいる」と思ってもらえるような対応をこれからも心掛けていきたいです。

《ぎふ性暴力被害者支援センター》
電話058-215-8349(24時間対応)

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2020/07/10  ©岐阜新聞社